文房具は記憶のかけら
わたしは大の文房具好きで、それがなぜかなあと考えたときに思い立った一つの結論が、文房具は思い出すための道具っていうのがある。
どういうことかというと、それぞれの文房具のむこう側には人がいるっていうやつだ。思い出のマーニーで使われていた鉛筆、サマーウォーズで使われていたボールペン、好きだった先生が使っていた万年筆、尊敬する人が使っていたシャーペン、友達が使ってたペンや、本でおすすめされていたノートなど。
(羅列してみると案外気持ち悪くてショックである。)
いろいろなデザインの文房具がある。デザインは、使いやすくするための工夫でもあり、アイデンティティのあらわれでもあり、わたしはそれらをながめて、一緒にいた人のことを思い出している。
余談だがゼブラのタプリクリップというシャーペンがあって、今シャーペンで一番使っているのがそれなのだが、これは本当に強い。東大、京大、東工大、いろいろな大学のプロモーションに使われている。コンビニでよく売っている。100円、安い。部屋をあさっていたら、全色見つかった。さすがに笑った。お店やさんでもしようかなあ。