自分に、遠くにいくことなんかできるんだろうか。

ここにとどまっていてはいけないという思いだけが、たまに強く襲ってくる。

最近ピントが合わせづらくなっていることを、気づいていたけどまるで何でもない風にしていて、身体だけがどんどん正直になっていって、理性だけは一人前になっていって、そして一番子どもでいたかった部分から順番におとなになっていく。

 

叫んだり泣いたり、思い切り笑ったり、そういうの最近してないな。自分の価値なんてカスほどだということを冷静に受け止めすぎているな。どうして絶望しなかったんだ?いくらでも叫べてどこまでも行けて、自由っていう概念すら足枷で、暴力的な炎みたいな自分。

 

だれも期待していないということを認めたくなかった。

とうとうそれを認めるから、もうわたしも誰にも期待しない。

 

人生は退屈だ、残酷だ、それから、わたしのものだ。