迷子なう

何人かにもうひとつ道をつくりたいというようなことを喋る。 あるひとりは、音楽がきらいになったの、といった。 音楽はきらいになってないけど、西洋音楽は前よりは好きじゃなくなったかもなぁ。 音楽も好きだけど、人が好きになっちゃったんだよなぁ。 あ…

文房具は記憶のかけら

わたしは大の文房具好きで、それがなぜかなあと考えたときに思い立った一つの結論が、文房具は思い出すための道具っていうのがある。 どういうことかというと、それぞれの文房具のむこう側には人がいるっていうやつだ。思い出のマーニーで使われていた鉛筆、…

それでも奥底にあるもの

酔った頭で考えたことだけど結局わたしは、この自分で1人でいる時間というのに、生涯耐えられないんだと思う。ひとりでいたがるくせに、人といる時間の対価としてのひとりでいる時間だけが好きで、きっとそうなんだと思い、ひとりでいながら、早く誰か、とも…

ワンダー

今日、2日間のお芝居の本番が終わった。自分は演助と演奏だったわけだけど、でもその1時間弱に費やした時間は、考えた時間は本当に大事で、泣きたいくらい大切で、ああ、もう同じ時間を繰り返すことはないんだなって電車の中で思っています。終わった瞬間わ…

二足のわらじ

今日は雨だったから、お墓に行って将軍様にお参りしたよ。 本当に二足のわらじを履きに行くつもりで、ひとに宣言しまくっている。なぜ理想の環境に入れてもらってそれでもそんなことを考えているんだろうということをずっと引っかかっていて、これは逃げなの…

さよなら

久しぶりにコンサートに行ったら、全然聴けなくなっていた。驚いた。耳って開きっぱなしだけど、本当に、ききたいと思わないときこえないんだなとか思っていて、会場で座っているのが苦痛で仕方なくて、帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたいっ…

フェイズ

久しぶりになった。ここは、気がわけがわからなくなったときに来る場所でもあるから、きっとしばらく何も考えずただ脳天気にいたのか、それとも非常に色々なことに追い立てられていてそんな気にもならなかったのか、今となってはもうわからないのであるが。 …

鉛筆

自分が嫌いというわけではなかったけどもいつでも自分ではない人間になりたくて、人の真似してみたり、人のしないことをしてみることを好んでいた。 大人になるとだいたい鉛筆を使わなくなるけれど、そういう理由もあってわたしは鉛筆を使い続け、今も鉛筆が…

置いていってくれて全然構わないけど、でもたまに振り返ってくれたらいいなって思う

また夜がやってきたね きみはいまごろベランダにでてぼうっと考え事でもしてるんだろうね 帰り道のお風呂の匂いは最高だよ このごろ蒸し暑くなってきて、かおりがずいぶん溜まるようになった スマートフォンでミケランジェリの人形のセレナーデを呼び出して …

秘密

秘密は、知らないためにあるんだな、きっととある謎をこの間ひょんなことから解いてしまったずっと知りたかったのに、知ったとたんに牙を剥かれたんだ大人になるってこういうこと?横断歩道ゲーム、ルールは簡単青信号、一番最初に横断歩道を渡り始めた人が1…

各方面への補足

・絵画というイデアが存在する、ということは、相当な訓練者か冷静な心の持ち主でいなければ言えないないことかもしれない。音楽は(そういう意味では)非日常なのであって、絵画や演劇は日常の延長なのかもしれない。考察の必要性あり。 ・信じることは、知…

H氏、ミュシャ展を訪れる。2

随分と時間が経ってしまった。 ちなみに、H氏ははミュシャ展を2回訪れたのであるが、それは会期最後の土曜日と、最終月曜日であった。今回記録しているのは、土曜日のことである。 いよいよ切符を切られて、H氏はミュシャ展展示室へと足を踏み入れた。音声ガ…

神様

音楽には信仰というのがひとつ要素としてあるとは思うが(これは冷静だから考えられることだと思う) 最近結構神様(キリスト教)について考えている。 だれなのか、なぜわたしを愛してくださるのか、そのことを信じるとはどういうことなのか。聖書の言葉を…

世界はわたしの表象である

知ってる人と知ってる人の間にずれが生まれていく瞬間を眺めます別々に話を聞いて、どっちにもうんうんって言う、哀しい人間力音楽性のずれ で、解散してみたい同じもののことを違う言葉でいうことそれだけで、僕と君との間にある絶対的なものを形容するには…

H氏、ミュシャ展を訪れる。1

話せば長くなるのだが。 私、仮にH氏とするが、H氏は去る6月3日、ミュシャ展を訪れたのであった。かねてから訪れるつもりではあったものの、会期末まですっかり忘れていたH氏は、決して逃すまいと心を決めた。スマートフォンの待ち受け画面をミュシャの絵…

ダダだ!!!

友人らとダダイスムの映像作品を見る。(ダリ以来) ただ四角が動いているだけで、最初はへえーふーんっていうかんじで観始めるのだが、次第に頭の底の方からおかしくなってきて、心臓の裏側を微妙な力加減でくすぐられているような感覚になってきて、なにか…

お風呂ご飯布団

好きなものの話でもしよう。 タイトルにもあるとおりである。お風呂、ご飯、布団。これさえあれば生きていける。否、これらがあるから生きている、と言ってもいいだろう。 小説があればなおのこと良し、音楽があれば至福。 自分がこれらを享受するのはもちろ…

目の奥を見る

また嘘をついてしまった悪い嘘だったもしすべてが自分に返ってくるとしたら僕は永遠に死ぬことができないだろう

西洋の音楽

勉強の専門上、西洋音楽でない音楽に触れる機会が格段に増えた。一年ちょっと前の私はガムランもサイン・ワインもマカラも知らなかったし、お囃子半端ないすごいとか、ジャンベぱねえとか、やっぱり雅楽であるとかそういうのは遠い人のする話だった。(ジャ…

漱石より

夏目漱石を読んだ。夢十夜である。 恥ずかしながら漱石は読破したことがない。坊っちゃん、草枕、三四郎、名前だけはたくさん知っている。 第二夜、「凄いものが」という表現がある。そこへついたとき、今までになかった感覚(完全に体の反応として)がきた…

語録

美術の友人とおもむろに話が始まる、夜の公園自分が何とか生きる価値を見出す、作り出すように作品を作るこんな自分生きてたってしょうがないから、と思ってしまうらしいでも死ぬときは死んだってわからないうちに多分死んで、生きてたのぜんぶ簡単になくな…

鋭利な

最近徐々に眠らなくなってきている。早朝のバイトに行くときも2時くらいまでは起きている。寝て朝になってまた何にも考えていないようになってしまう自分に嫌悪感を覚える。窓から見た風景が透き通るような青で、それだけで満たされているような気がしながら…

白と黒で

おもむろに魔女は私の首根っこをつまむと、窓の外、真っ白な大地に放り投げて、「さあ、ここはあなたのものだから、自由に、何をしたっていい」と微笑んだ。 思えばあの笑顔は、ただその白に怯えて立ちすくむことしかできないわたしを、予感していたものにち…

ネガティブ生産マシーンと化す

誰とご飯を食べるかということで可視化される人間関係なんて崩れ去ってしまえ。 1人で映画に行くなんて考えられない、と言うヒールと短いスカートのあなた、ライオンに生まれなくてよかったね。人間で、よかったね。 こうして架空の世界に向かって暴言を吐き…

初投稿である。

ふと思い立ってブログを初めてみることにした。 という一行目からして嘘である。ずっとやろうかやるまいか考えていた。拙文を公開する、何ということ、恥だ、恥の塊だ。それになんだ、自分の頭を晒したいだなんて、快楽主義にも程がある。 しばし恥と戦い、…